第1話


「ありさ、彼らにもう一度会うのはやっぱりやめた方がいいと思うよ。何か悪い予感がするんだ・・・」

 ベッドの端に腰を掛けてニーソックスを穿くありさを見つめながら、雅治は不安そうにつぶやいた。

「だいじょうぶだよ~。心配しないで。アイツらワルだけどさぁ、すぐに分かってくれるよ」

 ありさはこの世界ではかなり有名な暴走族『ブルースネイク』に所属していた。
 格式を重んじる家庭に嫌気が差し、家を飛び出した後、アルバイトで食いつなぎ細々とした生活を送っていた。
 やがて知合った友人から誘われるがままに入ったのが現在の『ブルースネイク』であった。
『ブルースネイク』には女性会員が20人ほどいたが、メンバーの中でもありさの美貌は群を抜いていた。

 ロングヘアをなびかせてバイクにまたがる姿は野性味に溢れ、20歳とは思えないほど大人っぽく、持ち前の美貌も手伝って、仲間の男たちからは常に熱い視線を浴びていた。言い寄ってくる男も数知れなかったが、ことごとくはねのけた。
 強引に手を出そうとする男には、パンチを食らわせる等こっぴどく痛めつけたこともあった。ありさは以前少林寺拳法を習っていたこともあり、並みの男よりははるかに腕が立ったのだ。
 しかしながら、周囲への思いやりがあり、後輩への面倒見がよかったことから、女性たちからは慕われていたし、リーダーからは大変信頼されていた。

 そんなありさも、いつの頃からか、密かに1人の男性に心を寄せていた。
 男性は車井山雅治といった。
 本来、お互いに住む世界が違い、出会うことなど無かったはずであったが、仲間の女性とたまに行く盛り場のバーで偶然出会い、その後二人の仲は急速に深まった。
 初めて雅治と出会った夜、ありさは友人のマミと2人で酒を飲んでいた。
 だがマミが悪酔いし、急性アルコール中毒症を起こしてしまった。
 狼狽するありさを見て、近くのテーブルにいた雅治が直ぐに救急車を呼び、ありさとともに病院まで同行した。
 ありさとしては彼が同行してくれたことがとても心強かった。
 その時からありさと雅治の交際が始まった。

 当初、ありさは自分が暴走族『ブルースネイク』の一員であることは秘密にしていたが、彼を真剣に愛するようになり、苦慮のすえ意を決して正直に話すことにした。
 雅治は初め驚きはしたが、ありさと付き合っているうちに、どこか普通の女性とは違う何か薄々感ずいていた。
 雅治からは度々「君自身のためにも早く脱退すべきだ」と諭され、ありさは考えたあげく遂に脱会することを決意した。
 だが、ありさにとってそれは大きな試練であった。
 彼らには彼らの厳しい掟があり、容易に脱会できるはずがなかった。
 当然ながら私刑などの洗礼を浴びることは覚悟しなければならなかったのだ。



第2話


 しかし、ありさにはリーダーから強く信頼されているという自負があった。

(リーダーなら話せばきっと分かってくれるはず)

 ありさは今夜10時、ブルースネイクのアジトに行くことを約束していた。
 雅治から「危険だから行くのはやめた方がよい」と諫言されたありさだったが…。
 ありさとしては自分を心配してくれる雅治の気持ちは嬉しかったが、ブルースネイクを脱退するためのけじめはきっちりとつけなければならないと考えていた。
 それは、ありさにとって、自分が新たに生まれ変わるための一種の禊(みそぎ)のようなものであった。

 ありさは洋服を整え、洗面化粧台に向かった。

「ありさ、いくら言っても決心は変わらないようだね。仕方がないや。気をつけて行ってくるんだよ。終わったら必ず電話して。待っているから」
「うん、ごめんね。でも心配しないで。リーダーは物分りの良い人だし話せばきっと分かってくれるから。終わったら電話するから」
「ありさ、君の無事を祈っているよ」
「ありがとう・・・」

 雅治はありさを抱きしめ熱いくちづけを交わした。
 そして『ブルースネイク』に向かうありさの後姿をそっと見送った。


「ふむふむ、なるほど、そういう訳か。カタギの彼氏ができたから『ブルースネイク』を辞めたいって言うんだな。よく正直に話してくれた。いいだろう・・・」

 リーダーの口からは意外にもあっさりと許可の言葉が飛び出した。
 その言葉を聞いた瞬間、ありさは「ホッ」と胸を撫で下ろした。
 メンバーからは『鬼隊長』と恐れられているが、決して話が分からない男ではないと日頃から思っていたありさは、自分の判断が間違いでなかったことに安堵のため息をついた。

「ありがとう、リーダー。感謝するよ。色々と世話になったね。じゃあ、アタシ帰るね」
「もう帰るのか?じゃあ最後に餞別をしなきゃいけないね」

 リーダーはにたりと笑ってつぶやいた。

「餞別・・・?」
「おいっ!みんな!ありさとは今夜でおさらばだぜ!餞別を早く用意しなっ!」
「OK~!」
「オーライー!」
「オレも餞別をしてやるぜ~!」

 突然、ありさの後方のドアが開き、男たちがズカズカと入って来て、瞬く間にありさを取り囲んでしまった。

「な?何なの!?」

 あまりの突然のことに驚きを隠しきれないありさ。
 リーダーの号令一過、突然現われた男たちに、ありさは不吉な気配を感じ取った。
 だが、見渡すと馴染みの顔ばかり。まさか女リーダーだった自分に対して、妙なことはしないだろうと、ありさは高を括っていた。
 しかしそんな自負等とんだ間違いであったと、のちに痛感させられることになってしまうのであった。


 リーダーが1人の男に指図した。

「おいっ、今夜は女リーダーありさ様の送別会だぜ!盛大に祝ってやるんだ!」
「ホイ来た!」

 男はありさの目前に立って、取り出したジャックナイフでありさの頬をピタピタと叩いた。

「な、何すんだよ~!てめぇ~!」

 ありさは血相を変えて男のむなぐらを掴み挑みかかろうとした。
 それでも男は怯まない。
「ふん!相変わらず威勢がいい女だぜ!だがよ、その威勢の良さがどこまで続くかな?」



第3話


 今までなら、ありさに一喝されたらすぐに沈黙していた男が、今回は、怯むどころか逆にどすの利いた声でありさを威嚇してきた。
 前方の男に気を取られている間に、二の矢とばかりに後方から別の男の手が伸びた。
 不意を食らってたちまち羽交い絞めにされてしまったありさ。
 これでは得意の拳法も使えない。

「何すんだよ~!妙なことをしたら承知しないよ~!」

 ありさは振り返って、後方の男を睨みつけた。

「ふん、生意気言うんじゃねえよ、このアマが~!」

 とその時、突如、布を引き裂く音が響いた。

(ビリビリビリ~~~ッ!)

 今度は前方の男が隙を奪い、ありさがその日着ていた紺色のカットソーの裾からナイフをこじ入れ上に向かって切り裂いたのだった。

「きゃぁ~~~!」

 カットソーは見るも無残に中央で切り裂かれ、裂けめからふくよかな乳房がポロンと飛び出した。
 それはまるでたわわに実った果実がはじける様を思わせた。

 その瞬間、男たちの歓声と奇声が飛び交った。

「おおっ!ありさ様のオッパイって思ったよりでっけえな~!」
「こりゃすげえ!早く揉ませてくれよ~!」
「何なら俺が吸ってやってやろうか~?」

 男たちは思い思いの野卑な言葉をありさに浴びせ掛けた。

 ありさは厳しい目でリーダーを睨みつけ激しく抗議した。

「リーダー、いったい私をどうするつもりなの?こんなふざけた送別会ならいらないわ!」 「ふふ、まあそう言うなって。いくらおまえでも、まさか無傷で『ブルースネイク』を脱会しようなんて思ってねえだろうなあ?もしそう思ってたならちょっと甘すぎやしねえか?もっぱらおまえの今までの功績を考えて、あまり酷いことをする気はねえけどよ~。でもさ、会には会の掟ってものがあるんだよ。皆の手前もあるしなあ。
 で、考えたんだが、ここはリンチなしの穏やかな方法で送別会をしてやろうと思ってなあ。ありさ、おまえ自身も感づいていると思うが、男どもの中には『ありさ命』ってぐらいおまえにぞっこんってヤツも多くてなあ。やつらも寂しがっているだろうから、せめて最後ぐらいはいい思いをさせてやって欲しいんだよな~。ふふふ・・・頭のいいおまえならすぐに意味が飲み込めたよな?えぇ?ありさ様よ」
「くっ、下衆なヤロウめぇ・・・」
「ふふふ、もしも嫌だって言うんなら、それなりの落とし前をつけさせてもらうことになるがそれでもいいのか?その形の良いオッパイをジャックナイフで切り裂くことになるが・・・、構わないか?」

 ありさは悔しそうに唇を震わせて、リーダーを睨みつけた。

「ふん、見損なったよ!このスケベリーダーが!!」

「ありさ!!てめえ、リーダーに向かって何てことを言うんだ~!!」

 リーダーの横に立っていたサブリーダーらしき男がありさに殴りかかろうとした。  だがリーダーは片手を上げ無言で男を制した。



第4話


「構わん。言わせておけばいい。その強気な態度もまもなく失せて、ヒイヒイと泣き喚き俺たちに助けを請うことになる。はっはっは~、それ、やっちまいな!」

 リーダーの合図とともに、後方にいた男たちがありさに絡みついてきた。
 右側からはゴツゴツとした手がありさの腹部を撫で回した後、手荒に紺色のショートパンツのボタンが外されていく。

「きゃぁ~~~~~!!やめてよ~~~!!」

 ボタンを外されたショートパンツはその中身を覆うことができなくなり、内側のパンティが徐々に露出していく。
 男たちの視線がありさの下半身に一斉に注がれた。
 パンティはコットン素材で色は薄紅色、ポイントに赤いリボンがひとつ施されている。

 ありさの後方にいた男がニヤニヤとしながらつぶやいた。

「へっへっへ、皆さん、すみませんね~。オイラが、ありささまのオマ○コタッチ第1号でござ~い!」

 男はそういうなり、無遠慮な手を臍の辺りから差込みパンティの中へと忍び込ませてしまった。

「きゃあああああ~~~~~~!!や、やめろ~~~~~~!!」
「まぁ、そう嫌がるんじゃねえよ~、ぐっふっふ、女リーダーのオマ○コはどんな感触かな?」
「ひぃ~~~!!さ、触るなぁ~!!キモイ~~~!!やめろぉ~~~!!」

 パンティに忍び込んだ手が、まるでイモムシでも入ったかのように蠢いている。
 指を駆使して陰部をまさぐっているのが、外から見てもひと目で分かった。

「どうだ?女リーダーありささまのオマ○コの触り心地は?もしかして名器か?それとも案外粗マンだったりして?がっはっはっは~~~!」

 リーダーがげらげら笑いながら、ありさに絡みついている男に卑猥な質問を投げかけた。

「へっへっへ~、リーダー、それはまだ分かりませんぜ。だって、まだ穴ボコに指を突っ込んでねえんだもの」
「がっはっはっは~!それもそうだな~!じゃあ、早く穴をほじくって調べてみろ~!」
「へっへっへ~、もうちょっとのご辛抱で~、ひひひ~」

 今度は廻りの男たちから交代の催促が飛び出した。

「お~い、オレにも早く触らせろ~」

 ありさに絡みついた男は笑って答えた。

「まあまあ、そう焦るなって~。オレが程よくお肉をほぐしておいてやるからよ~。後から食らうやつは得だぜ~!へっへっへ~!」
「じゃあ、しっかりと捏ねて食べごろにしておけよ~、ひゃっひゃっひゃ~!」

 陰唇をなぶっていた指が、突如、膣口を襲った。

「ひやぁぁぁぁぁぁ~~~!!や、やめろ~~~~~~!!」
「それじゃ、ありささまよ~、皆さんの要望もあるので、穴の締り具合を調べさせてもらうぜ~!さあて、ではいよいよ穴掘りのスタートだい~!」
「いやぁ~~~~~~~!!」

 ありさは青ざめた顔で必死に抵抗した。
 だが周囲の男たちに取り押さえられ、まったく身動きができなくってしまった。

 いとも簡単に、男の指が秘孔に埋没していく。
 ありさはそのおぞましい感触に顔を歪めて耐えている。

 パンティのクロッチ部分がごそごそと蠢き見るからに卑猥な様相を呈している。

「い、いやぁ~・・・やめてよ~~~・・・」

(ニッチョニッチョニッチョ・・・)

 ありさに挑む男に別の男が声をかけた。

「おいおい、パンティが邪魔で穴堀作業が見えねえぜ~。早くパンティを脱がしちまいなよ~!」



第5話


「うん?確かに見にくいな。ありささまの取って置きの場所を、リーダーや皆さんに早く見てもらわなきゃ~な~。これは気が利かなくて、すまんすまん!」
「がははははは~、まあいいってことよ~!」
「それじゃオレが脱がしてやるぜ~!」
「いやいや、その役目は俺がもらったぜ~!」

 などと好きなことをいいながら、瞬く間に周囲の男たちがありさを取り囲んでしまった。
 引き裂かれたカットソーは無残にも布切れと化し、さらには、ボタンが外れ脱げかけだったショートパンツもたちまちのうちに剥ぎ取られてしまった。
 ありさの肌身を覆うものは、薄紅色のパンティーと真赤なソックス、それにパンプスのみとなった。

「さあて、ありささまに、生まれたままの姿になってもらおうか~~~!」
「ひぃ~!やめてぇぇぇぇぇぇぇぇぇ~~~!!」

 ありさは脱がされまいと腰を振って抵抗を試みたが、血気盛んな男たちの前では所詮は無駄な抵抗であった。

「ほう~!意外と毛が薄いじゃん~!」
「透けて縦線が丸見えだぜ~!」
「おい、もっと近くで見せろよ~!」
「ではありさ様のご開帳と行くか~!」
「待ってました~!」
「さあ、ありささま~、皆さんにしっかりと割れ目ちゃんを見てもらいましょうか~!?」

 男たちの圧力に耐え切れず、床に押し倒されたありさに、さらに2、3人の男たちが襲い、ありさの両脚に手をかけた。

「さあ、ご開帳~~~!」
「きゃぁぁぁ~~~!いやぁぁぁぁぁ~!やめてぇぇぇぇぇ~~~!」

 目一杯に両脚を広げられたありさ。
 覆うものがすでに無く、わずかばかりの翳りと、サーモンピンクの陰裂が照明の下で完全に露出してしまった。

「へへへへ、見えた、見えた~!ありささまのオマ○コが丸見えだ~!こりゃ最高だぜ~!」
「すげえや!」
「わ、女リーダーの割れ目だ~!」
 男たちは目を爛々と輝かせている。
 男たちはありさの廻りに群がり、いつのまにか7人、8人と増えていた。

   一斉に男たちの手が伸びた。

「きゃぁ~~~~~~~~!!」

 うっとりとした表情で乳房を揉みしだく男、首筋に唇を這わせる男、円を描くように尻を撫でている男。
 驚いたことに秘所には3人もの男たちの指が伸び愛撫に没頭していた。
 ありさは手足をばたつかせ懸命に逃れようともがいたが、男たちに囲まれてなす術も無かった。

「さあて、ありささま~、割れ目ちゃんの奥がどうなっているのか、もっとよ~く見せてくれよ~!」
「オマ○コをもっと拡げないと見えないよ~」
「そんじゃ、オレがありささまのオマ○コ拡げ係~!」

 男はそう叫ぶやいなや、両手の指で小陰唇を掴み、左右にグイっと拡張させた。

「いやぁぁぁぁぁぁぁ~~~~~!!」

 羞恥の淵に叩き落されたありさは絶叫した。

 愛らしいサーモンピンクの肉土手が拡張され、内部の秘孔や陰核が丸見えになってしまった。
 ありさに群がる男たちのうちの1人が、やや後方で様子を眺めているリーダーへわざわざ報告に行った。

「リーダー、ついにありさの臓物まで見えましたぜ~!さあ、どうぞ、ご覧ください!」

 リーダーが捉えられているありさの方へ歩み寄った。

「どれどれ?」

 ありさは目を吊り上げリーダーを睨みつけた。

「こ、このぉ~!このエロリーダーがぁ~~~!!」
「ふふふ、威勢がいいな。それはそうと、ありさ、おまえまだきれいなオマ○コしてるじゃねえか。暴走族の女にしては意外なことにオトコの経験が少ないようだな。かわいい顔しててもったいねえ話だぜ、はっはっは~!おい、みんな!ありさの初心な下の口をちょっとなぶってやれ~!」



第6話


 リーダーのお墨付きが出たとあって、男たちは嬉々として一斉にありさへと群がった。

「きゃぁ~~~~~!!」

 いち早くありさの肌に触れた男の指はまっすぐに秘所へと伸びた。
 濡れてもいない亀裂に指を挿し込まれ掻き回されたありさは不快感に顔を歪める。

「い、痛いっ!!」

 荒っぽい男の行為は愛撫とは程遠く、屈辱の中で喘ぐありさにとっては苦痛でしかなかった。

 さらに、身体の至る部分に多くの男たちの手が伸びた。

「では遠慮なくゴチになりま~す!」
「これはたまらねえぜ!」
「へへへ~、しめしめ~」
「こりゃすげえや!女リーダーって吸い付くような肌してるんだ~」

(コネコネコネ・・・コネコネコネ・・・)

 彼らの不快な行為も、時の経過により次第に肉体は順応して行き、やがて微かな疼きさえも芽生え始めていた。
 それはありさの意思とは裏腹に、肉体だけが別の道を一人歩きをしようとしていた。

 愛撫は、うなじ、乳房、乳首、背中、臀部、太もも、そして秘部へと施された。
 ありさが次第に肉体を紅潮させ僅かとは言え喘ぎ声まで漏らせ始めたことで、男たちのテンションを一層高めた。
 そして、愛撫は20分間にも及んだ。
 また、〝バック〟に興味を持つサムの場合は、ありさの菊門に指を捻じ込み散々いたぶった。

 男たちの巧妙な舌と指の前にいつしか谷間に蜜を湛えていた。
 ありさの頬には悔し涙が光っていた。
 蜜を滲ませ喘ぐありさの姿に、男達の興奮は頂点に達しようとしていた。


 その頃、リーダーは破廉恥な光景をデジタルビデオに収めていた。

「ふふふ、ありさ、せっかくのいい場面だ。記念撮影をさせてもらうぜ。おまえの器量ならAV女優でも十分通用しそうだな。この動画を売っちまおうか?きっと高く売れるぜ~。それとも彼氏に送ってやろうか?はっはっは~」
「そ、そんなこと、絶対にやめて・・・ビデオ、と、撮らないでぇ~~~~~!」

 彼氏のことに触れられたありさは激しく狼狽した。


 少し話が逸れるが、『ブルースネイク』は都内でも5本の指に入るくらい大きな組織で、日本人だけでなく外人も加わった混成部隊のようなものであった。
 その行動からは一見無軌道な族(やから)に見えてはいたが、彼らは彼らなりに規則があった。
 脱会は基本的には認めておらず、リーダーが事情を斟酌してやむを得ないと判断した場合にのみ許されていた。
 ただし脱会するためには厳しい掟が待っており、男性の場合は8時間のリンチに耐えたものだけに脱会が許され、女性の場合は8時間の輪姦に耐えた者だけに脱会が許されていた。


 リーダーは「パチン」と高らかに指を鳴らした。
 次のステップに進む無言の合図である。
 1人の手下が部屋の隅に置いてあったバイクのエンジンを始動させた。



第7話


 ありさは、以前、脱会しようとした女性が男たちから陵辱を受けぼろ布のようになっていた、と言う話を女性仲間から聞いたことはあったが、自身その現場に居合わせたことは一度もなかった。
 仲間の女性が酷い目に遭わされる場面を見たいと思う女性など通常はいないだろうし、陵辱する側の男たちとしても、他の女性に対して、野獣としての本性を見られたくは無いわけで、ありさが過去そう言った現場を目撃しなかったのは当然のことだったのかも知れない。

 エンジンが掛けられた理由が分からないありさはいぶかしげに思った。

(バイクのエンジンを掛けて一体何をするつもりなのかしら・・・)

 全裸のありさは両手で胸を覆い隠し、身体を丸くすぼめた。


 リーダーが冷ややかな口調でありさにつぶやいた。

「ふふふ、さあて、ありさ。おまえとは今夜でお別れだ。このバイクに乗っておまえの勇姿をみんなに見せてもらおうか。おまえのバイクの乗りっぷりは見事だったものな。さあ」
「まさか、裸で乗れと言うんじゃないだろうね?早く服を返してよ」
「何を贅沢言ってやがる!当然素っ裸で乗ってもらうぜ!」
「そんなことできるはずないよ」
「できるできねえの選択など今のおまえにはできねえんだよ!さあ、早く乗るんだ!」

 ありさの後方にいた男がありさの背中を小突くと、ありさはよろめきながらバイクの傍に倒れ込んだ。

「うっ・・・」

 ありさは起き上がりざま、ふとバイクを見上げた。

「・・・?」

 よく見ると座席部分に、何やら奇妙な突起物が付いている。
 突起物はまるでペニスのような形状をしており、天井を向いて垂直にそそり立ち、長さは優に20センチを超えていた。
 さらに先端は恐ろしく巨大なえらが張っており、幹の部分には血管までがリアルに浮き出ていた。
 おそらくバイクの座席部分に手作りのバイブレーターが埋め込まれたのであろう。


 ありさは驚愕の色を隠しきれなかった。

(うそぉ・・・まさかこんなものを・・・)

 ありさは眉をひそめ、思わず後ずさりした。

「冗談じゃないよ!あんな化け物みたいなモノで貫かれたんじゃあたしのモノは壊れちゃうよ!絶対にやだよ!」
「ふん、今のおまえに拒絶の二文字なんてないんだよ。あれは『バイクレーター』といってな、機械に詳しいユージがバイブレーターをバイク用に改造したものなんだ。あのバイクに乗って海岸線を走りゃ気持ちよくてすぐにイッちまうぜ!がははははは~!ありさ、喜ぶがいいぜ。あれにまたがった女はまだいないんだ。おまえが初乗りになる。ありがたく思いな。バイブの振動とバイクの振動の二つが絡み合ってダブル効果って訳だ。すぐに昇天すること請け合いだぜ!さあ、早く乗んな!みんなで見物しててやるからな~!がははははは~!」
「くっ・・・何てヤツらだぁ・・・」

 ありさは鋭い目でリーダーを睨みつけた。

「ふん、何とでもいいな!おい、てめえら、ありさをバイクにまたがらせなっ!」

「ほい来た!」
「オッス!」

 両横から二人の男が脇を抱え、嫌がるありさをバイクへと引き摺って行った。

「ワッショイ、ワッショイ!さあ、ありさ様の裸祭だぜ~!はっはっはっはっは~!」
「それも言うならありさ様の絶頂祭りでは?ぎゃははははは~!」

 男たちは下品な笑い声をあげた。

「さ、触るな!」
「ガタガタとほざくんじゃねえよ~!」

 男たちを手から逃れようようと抵抗を試みるありさであったが、逆に強靭な力がさらにありさを締めつけた。
 バイクの元へと引き摺られていったありさは、男たちに軽々と担ぎ上げられた。
 その姿はまるで小学校の運動会で見かける騎馬戦の騎馬武者のようであった。

 男たちはバイクの座席中央にそそり立つ突起部分にありさを下ろそうとしていた。
 下を覗くとおぞましい物体がありさの股間の真下にそそり立っている。
 まるでありさの到来を今や遅しと待ち侘びているかのように。



第8話


 卑猥な凶器から逃れようと、渾身の力を込めてもがくありさ。
 ありさの必死の抵抗に男たちは一瞬怯んだが、さらに彼らに仲間が加勢し、ありさを押え込んでしまった。
 ムッチリとした腰つきでわななく姿は、大人の女の色香を漂わせ、男たちのどす黒い欲望を一層かき立てる結果となってしまった。

「ひっひっひ~っ、こりゃたまらねえぜ~!本当にいい身体をしてやがる~。さあ、ありさ様~、下のお口でしっかりと咥え込んでいただきましょうか~~~!?」
「や、やめろ~~~!!」
「早くやっちまえ~~~!!」
 鼻の下を伸ばしだらしない笑みを浮かべながら囃し立てる男たち。
 ありさの真下には、美肉との結合を待ち焦がれているかのようなイチブツが鎌首をもたげている。

「やだよぉ!そんな太いの無理だって~~~!やめてよぉぉぉぉぉ~~~~~!!」

 今まで気丈に振舞っていたありさであったが、ついには声を荒げ、はっきりと拒絶の姿勢を示した。

 男たちはたとえ張形であっても、『あこがれの姫君』が結合を果たす瞬間を一目見ようと、真剣な眼差しで見つめている。

 ついに、陰毛の影に潜む陰裂にバイブレーターの先端が触れた。

「や、やめて!!お願いだから!ねっ?ねぇっ!?や、やめてぇぇぇぇぇ~~~~~!!」

 ありさの腰が深く沈んだ。

(グググ・・・)

「いやぁぁぁぁぁ~~~~~~~~~~~~~~!!!!!」

 太い先端はゆっくりと陰裂に呑み込まれていく。

「ギョギョ!」
「おい、見ろ!すげえや!」
「あんな太いものでも入るんだ~!」

 結合の瞬間に男たちは息を潜めた。

 半ば食い込んだ極太バイブを抜くために腰を上げようとするありさであったが、逆にもっと深く食い込ませようと、ありさの肩や腰を下へ押さえつけようとする男たち。
 複数の男たちに押さえつけられては、うら若き女性にとって為す術がなかった。
 バイブレーターはさらに食い込んでいく。

「やめてぇぇぇぇぇ~~~~~~~~~~~~!!!!!」

 膣がパンパンに腫れ上がり、張り裂けそうな苦しみに堪らず泣き叫ぶありさ。
 しかし男たちは手を緩めようとはしない。
 逆にありさが苦悶し泣き叫ぶことで、サディスティックな悪鬼へと変貌していった。

(グッグッグッ・・・)

「もうやめて!!もうそれ以上無理よ!!」
「へへへ、それはどうかな?」
 ありさの腰を揺さぶりながら、さらにバイブレーターを深く押し込む。
 女性の膣の深さは通常時で8センチぐらい、興奮時でもあってもせいぜい12、13センチぐらいにしか広がらない。
 つまり、それ以上長いものを挿し込んでもすべて含むことができないのである。
 当然20センチあるバイブを100パーセント呑み込むことは不可能ということになる。
 収まりきらないバイブレーターの幹の部分がクレバスからはみ出して見え隠れしている光景が実にエロティックと言える。

 まもなくバイブレーターのスイッチが入れられた。

(ビ~~~~ン・・・)

 バイブレーターが鈍い音を発し震え出した。
 肉道に強い振動が伝わっていく。

「あぁぁぁぁぁぁぁ~~~~~~!!や、やめてぇぇぇぇぇ~~~~~~~!!」

 ありさは機械の振動に打ち震えながら叫び声をあげた。
 一時動きを止めていた男たちの手が、再びありさの身体にまとわりつき一斉に愛撫を開始した。

「ひぃぃぃぃぃぃぃぃ~~~!!さ、触らないで~~~~~!!許してぇぇぇぇぇ~~~~!!!!!」


 続いてオートバイのエンジンが掛けられた。
 ありさの身体がひときわ大きく波打った。
 彼女の意志とは関係なく、バイブレーターの強い衝撃で、腰が勝手に上下動している。
 それは実に妖艶な姿で『バイク上の踊り子』とでも表現すべきであろうか。

「くはぁぁぁぁぁ~~~いやぁぁぁぁぁ~~~はぁぁぁぁぁぁ~~~!!」


 先程はあれほど激しくオートバイ騎乗を拒んでいたありさであったが、意外なことに表情に変化が現れていた。
 頬に薄紅がさし、悲鳴の中にときおり喜悦の入り混じった声を漏らし始めていた。

 リーダーが満足そうな笑みを浮かべながらつぶやいた。

「ありさ、早く昇天しちまえ。早く昇天すればバイクから降ろしてやるからな。もし昇天しなけりゃ昇天するまでずっとバイクの上で揺られてな~。がははははは~~~」



第9話


 男たちは四方八方からありさを取り囲み弄ろうとするが、ありさが激しく上下動しているためすぐに振り払われてしまう。それでも性欲の権化と化した男たちはこの時とばかりにありさに襲い掛かる。その凄まじさはまるで餓鬼そのものである。

「ふわぁぁぁぁぁ~~~や、やめてぇ~~~~~あぁぁぁぁぁぁぁ~~~~~」

 バイブレーターによる激しい突き上げに加え、執拗なまでの愛撫のせいで、ありさは気も狂わんばかりに泣き叫んだ。女リーダーのプライドなどかなぐり捨て、か弱いひとりの女性に戻っていた。

「ああっ!ふはっ~!もう、もうダメぇぇぇぇぇ~~~~~!!」
「ダメって、もうイキそうなのか!?え~っ!?」
「い、い、イクっ、イクぅぅぅぅぅ~~~~~~~~~~!!!!!」

 ありさに激しい痙攣が走った。身体をびくつかせ海老のように反り返っている。

「はっはっは!とうとうイキやがったか」
「バイクとバイブのダブル攻撃じゃ無理もねえな~」

 バランスを失って倒れそうになるありさを、下から支える男たち。

「おおっと!危ないぜ~!」
「とか言いながら、てめえ、乳を鷲づかみにしやがって」
「役得~、役得~、ひゃっはっはっは~!」

 男たちに抱えられながらバイクから下ろされたありさは、グッタリと床に伏せてしまった。

「み・・みず・・・水を・・・おくれ・・・」
「おい、水だとよ~。くれてやれ~」
「ほら、水だぜ!」

 1人の男がバケツを持って来て、床に横たわるありさの背中に水をぶっ掛けた。

「うううっ・・・」

 ありさは呻きながら水を掛けた男をキッと睨み返した。

「ふんっ、コップの水はな~、次にお相手してくれる金髪のお兄さんへのお勤めが終わってからくれてやるぜ。今は床にこぼれた水でも舐めてやがれ。ケッ、この裏切り女が!」
「うぐぐ・・・」


「Arisa you are attractive・・・」
「!?」

 そこへ突然、英語がありさの耳に入ってきた。
 見上げるとそこには金髪の白人男性が立っていた。
 ありさとしては初めて見る男性である。おそらく最近仲間に加わったのだろう。
 さきほどのバイクショーを見てかなり興奮したのか、男根が天井に向けて見事に反り返っていた。
 金髪の男性は床に横たわっているありさの足首を握り大きく左右に開いた。

「いや、やめてっ!!」

 ありさは脚を蹴り上げて抵抗を試みたが、左右から助っ人が加わりあっという間に脚は大きく割り開かれた。

「いやぁぁぁぁぁぁ~~~!!」
「As for everybody, thank you!」

 金髪の男性はありさの両足を力ずくでこじ開け、巨大なイチブツを狭い隙間に挿し込んだ。

(グググッ!)

「ひゃぁぁぁぁぁぁぁ~~~~~!!きゃぁぁぁぁぁぁ~~~~~!!」

 両手を振り回し懸命にもがくありさだったが、周囲から男たちに取り押さえられてはどうすることもできなかった。

 金髪の男性は腰をリズミカルに動かした。

「いたいっ!やめてっ!」

 巨大な肉棒は、ありさにとってはまるで凶器であり、秘所を引き裂かれるような思いがした。

(ズン、ズン、ズン!ズン、ズン、ズン!)

「いやぁぁぁぁぁ~~~~~やめてぇぇぇぇぇ~~~~~!!」

 金髪の男は早くもギアをトップに入れようとしていた。

「Oh、スゴクイイヨ~、アリサ!シマリ Good~!ワタシスグニイキソ~デス~~~!」

 片言の日本語でつぶやきながら、腰はどんどんと加速していった。

「Oh.Oh、Oh~ アリサ~!It is sensitive highly!(感度がいいよ~!)Your sexual organs are the best~!(君のオ○○コは最高だ~!)」

(ドピュ~ン~~~~~~~!!)

 金髪の男性はありさの中であっけなく果ててしまった。

「Hey,Girl、キモチヨガッダデス~」



第10話


 金髪の男は終了後、腑抜けのようになりそのまま床にへたり込んでしまった。

 金髪の男が果てると直ぐに現れたのは、筋肉質の浅黒い男であった。
 ありさは息つく暇もなく四つん這いにさせられ背後から攻め立てられた。
 後方からの攻めのピッチは緩やかであったが、突きの一回一回にズシリとした重みがあった。

(ズンッ・・ズンッ・・ズンッ・・・)

 浅黒い男が前後に腰を動かす度に、美しい曲線がゆらゆらと揺らめいた。

 しばらくすると、男たちの度重なる攻めに身体が順応してきたのか、驚いたことにありさの亀裂からタラリと愛液が滴り落ちた。
 それは歯を食いしばって責めに堪えているありさとは、まるで別人格を形成し1人歩きをしているかのような下半身・・・ありさはそんな己の肉体を情けなく思った。

(雅治・・・ゆるしてぇ・・・)

 浅黒い男の攻めは約10分間続き、その間我慢仕切れなくなった男は、いきり立ったイチブツをありさの口に強引に捻じ込み、ありさにフェラチオを強要した。
 おぞましさからフェラチオを拒もうとしたありさの頬に、鋭利なナイフがペタペタと当てられた。

「おい、早くおしゃぶりしろよ~。オレ、もう我慢できねえんだ。そのかわいい顔に傷つけられたくなけりゃ素直に言うことを聞くんだな~」

 ありさは悔し涙を滲ませながら、男の要求に従った。
 野卑な男の不潔な男根、吐き気を催しそうだったがありさは必死に耐えた。
 前後から責め立てられる光景は、まるで『前門の虎 後門の狼』のことわざさながらであった。


 それからどれぐらいの時が経ったろうか。
 ありさは抵抗する気力も薄れ、ぼろ布のように全裸で床に転がっていた。
 白濁色の液体を口内に発射されたうえ、飲むことを強要されたありさは不快感に満ち溢れていた。
 早く口をすすぎたい。

「み・・水を・・・」

 その時、水の入ったコップがありさの目前に差し出された。
 ありさは首をかしげ差し出した主を見上げた。
 視線の先にはリーダーの弟であるサブローがこちらを見つめていた。
 トレードマークのサングラスが蛍光灯に反射して光っていた。
 サブローはありさよりも1才だけ年下であったが、ありさのことをまるで姉のように慕い、ありさもまたよく彼の面倒を見てやっていた。
 そんなことから彼だけは自分には手は出さないだろうとありさは思っていた。

 ありさはコップの水をグイと飲み干したあと、サブローに尋ねた。

「サブロー、あんただけはまさか私に手を出さないだろうね?」
「はっはっは~、あいにくだな~。オレはなぁ、ずっと前からあんたに惚れてたんだよ。でもよ、リーダーの弟って立場もあったし、女リーダーのあんたに手を出せなかったのさ。だがよ、あんたはもう女リーダーでも何でもない、ただの女。だから、オレのしこたま溜まったあんたへの欲望、今、たっぷりとぶちまけてやるぜ。ははは~、悪く思わないでくれよ~」



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ありさ









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