第十四話「たぬき縛り」

「言わんかったら痛い目に遭うで!さあ、はよ言い!」

 九左衛門は威嚇すると同時にありさの美しく揺れる乳房を握り潰すように掴んだ。

「いたいっ……そんな…そんな恥ずかしいこと言えません!」
「言わんかったら乳が潰れてしまうで……」
「い、いっぱい……おめこ……してください……い、いやっ!」
「ちゃんと言えたやないか。よっしゃ、望みどおりにしたるわ」

 ぐんぐんと下から突き上げてくる怒張物に、美しい肉体は不本意ながら反応し、心臓はせわしく拍動し額やうなじから汗が滲む。
 九左衛門が腰を動かす度に、グチョグチョと言う水音がお互いの性器が結合する隙間から淫靡に鳴り響いた。
 ありさの身体はまるで九左衛門の男根に完全に統制されているようだった。

 ありさは意識が飛びそうになりながらも、必死に呼吸しようと汗ばんだ美しい白い胸を大きく波打たせている。
 その様子を九左衛門は背後から結合したまま観察していた。

(器量だけやのうて、恥丘がふっくらとしてるしおそその色素も薄うてきれいやし、おまけに文句のつけようがないほど挿し心地がええ。これやったら三百六十五日毎晩やっても飽けへんな。よもやこんな上玉が飛び込んでくるとは夢にも思わんかったわ。くっくっくっ、これは儲けものや……)

(ズチュ…ズニュ……)

 九左衛門がふいにありさの花弁を満たしていた肉棒をゆっくりと引き抜いた。

「うっ……」
「ありさ、おまえのおめこ汁でわしの竿までびちゃびちゃに濡れてしもたわ。ほら、見てみぃ」

 ありさの顎を持って強引に我が方に向かせる九左衛門。
 ありさはおぞましいものでも見るような目で、黒光りするイチブツを見た。
 イチブツは年甲斐もなく恐ろしいほど反り返っている。

「どうや?これがおまえの大事な穴に突き刺さってたんやで」
「……」
「今からもっと奥まで突っ込んだるさかい楽しみにしときや」
「もう許してください……」
「冗談言うたらあかん。今からが本番やがな。今度は正面から攻めたるわ」

 九左衛門は高手小手に縛ったありさの縄を解くと、仰向けに寝かせ四肢をひとまとめに縛り天井から垂れ下がった縄に吊るしてしまった。
 ただし宙吊りではなく背中が床と接していることが、せめてもの救いであった。

「どうや?『たぬき縛り』にされた気分は」
「たぬき縛り?」
「この縛り方を『たぬき縛り』言うんや。猟師が仕留めた「たぬき」を手足をひとまとめに縛ったことから、『たぬき縛り』と呼ばれてるんや。割れ目やケツの穴が丸見えになっとるわ。ええ眺めやで」
「恥ずかしい……縄を解いてください……」

 いかにも捕獲した獲物のように女性を扱う『たぬき縛り』は、羞恥心を煽るには申し分のない緊縛方法であった。

「ごちゃごちゃ喋ってたら、チンポが縮んでしまいそうやから、大きいうちにぶち込んだるわ」
「やめてください!許してください!」
「いやらしい割れ目がよう見えとるわ。おめこ汁がテカテカ光って、はよ入れてくれと呼んどるみたいや」
「そんな恥ずかしいこと…い……言わないでください……」
「ほう、おまえは顔だけやのうて、ケツの穴まできれいやないか」
「いやです……見ないでください……」

 九左衛門はありさの肉裂に肉棒をピチャピチャと音を立てながら当てつけた。

「入れて欲しそうに割れ目がヒクヒクしてるで」
「いやぁ……そんな……」

 九左衛門は肉裂に指をあてがい左右に開いていく。

「ほほう、中もきれいな桜色やないか……ぐふふふ」
「恥ずかしい……み、見ないでください……」

 先程の性交で濡れそぼった肉裂にその凶暴な亀頭の先端があてがわれ、白く美しい臀部を指がめり込む程の力でつかまれると、ありさは一瞬目を閉じた。

「さあ、お待ちかねのチンポやで!」
「いやですっ!」

 ニヤニヤと笑いながら九左衛門の肉棒はありさの膣奥目掛けて肉裂をゆっくりと貫いていった。

(ズブチュッ!ズブズブッ!ズニュッ!)

「あっっっ……!うあああっ……!んんあっ……!」

 たぬき縛りの体勢で、潤った肉裂はありさの意思に反して、肉棒を柔軟に受け入れた。
 それどころか、まるで奥へといざなうように、肉道が蠢いてさえいた。
 肉棒を突き込まれたありさは、そのうら若き肉体に再び官能を炎が燃え上がろうとしていた。
 すっぽりと埋まった肉棒が引き戻され、また押し込まれる。
 九左衛門は同じ動きを繰り返し、ありさの肉体を蹂躙した。

「あうっ……ああっ……あ、あっ……」

 真正面から突かれながらありさは呻いた。

 九左衛門の肉棒がありさの女芯を乱暴に犯していく。
 それでも膣壁を擦られる快感は抗いようのないものだった。
 貫かれる度にありさの身体には沈み込むほどの快楽が何度も襲ってきた。

「あぁぁっ!いやっっっ!ああんぁぁっ!」
「ほら、気持ちええやろ!ありさ!わしが女の喜びを教えたるからな!もっとおそそを締め付けてみろ!」

(ズチュッ!ズブチュッ!ズニュルッ!)



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