くノ一ありさ(モデル:野々宮ありさ)







<前書き>

江戸城の遥か東約十里行ったところに、淫蛇の森と呼ばれる森があった
昼間でも鬱蒼とした樹々が覆って薄気味悪いこの森に、人々は近づこうとしなかった
なぜならばこの森に入って無事に出られた者は誰もいなかったから……




<副題>

第一話 「江戸城脱出」

第二話 「伊賀忍軍」

第三話 「妖術師 玄」

第四話 「解かれたくノ一ふんどし」

第五話 「五色の蛇」

第六話 「妖術浮き雲」

第七話 「蛇の三穴犯し」

第八話 「怒張七寸砲」

第九話 「筒涸らし」

<登場人物>

ありさ 
十七歳。真田流くノ一。見かけは可憐な美少女だが、一日二十里を駆け抜ける能力と、ひとたび苦無(くない)を持たせれば男忍者顔負けの凄腕をもち、忍びの世界では一目置かれる存在に成長していた。

玄(げん)
年齢不詳。妖術の使い手と言われているが、すべてが謎に包まれている。忍び達の間では「遭遇したくない男」と陰でささやかれている。いずれの流派にも属さず、城主と直接契りを交わし報酬を得ているという。

伊賀忍軍
服部半蔵の配下たち。「呪術」と「火術」が得意と言われているが、すべての技量において優れている。伊賀忍軍は「本能寺の変」の際、堺にいた家康を三河まで護送する仕事で、徳川家と太い絆ができた。























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