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第8話 あやのエロ吊り橋 「抜けちゃったよ、あははは……しかし直ぐに……えい!」 (ズブッ!) 「やんっ!」 抜けても動じることはなく、英俊は腰を浮かせてもう一度挿入した。 ブリッジした腹の上にあやを乗せ下からグイグイと突き上げる。 (グングングン……グッチョグッチョグッチョグッチョ……) 「あぁ、あぁ、あぁ……ひもひいい~……ヒデが~、ヒデが深く入って来るよぉ~……あぁん、はぁん……」 「はぁはぁはぁ……あ、あや……すごくいいぞ~」 「あぁん、嬉しい……ヒデ、いっぱい気持ちよくなって~……」 「はぁはぁはぁ~」 「あぁっん……ねえ、ヒデ、この状態ってサッカーで言うと何?」 「はぁはぁはぁ、え?今か?そうだなあ、パス廻しの最中ってとこかな?」 「つまんないの。まだパス廻しなんだ」 「はぁはぁはぁ、何か不満そうだな~。パス廻しって大事なんだぞ」 「ヒデ得意のドリブルで突進中かと思ってた」 「ドリブルは今からだ~!あや、後ろに両手をついてググっと反り返るんだ~」 「え?後ろに?うん、分かった」 前屈から一気に後ろへの反り返り……女性前屈の体位から後屈になるわけだから、女性の感じ方がかなり変わる。 英俊が起き上がり垂直になり、あやは後方で両肘をつき後ろ反りの格好になった。 英俊はあやに挿入中の肉柱を抜かないで体位を移行する。 「あや、少し腰を浮かせて」 あやは後ろ反りになり膝を立て腰を浮かせた。 対面で女性がこの格好になれば『吊り橋』という体位の完成だ。 女性が腰を浮かせたその姿がまるで吊り橋のように見えることから誰かが命名したのだろう。 何と風流な話では無いか。 あやは『吊り橋』になった。現代的に言うなら腰高正常位と言ったところだろうか。 女性が腰を浮かせた分、挿入は浅くなってしまうが、その分、男性が自由に動けると言う長所がある。 早速、英俊は持ち前の強靭な腰を生かして、激しく突き上げた。 「ああっ!す、すごいっ!すごいよ~!!」 『吊り橋』の最大の武器は、Gスポットを激しく擦り上げるところにある。 この体位で攻められると、少々鈍い女性であっても間違いなく感じてしまうだろう。 人一倍感じやすいあやであれば、その結果は火を見るよりも明らかであった。 <吊り橋> (ズンズンズンズンズン!) 「くはあ~~~っ!あぁっ!ヒデ、これすごいよ~!すご過ぎ~~~っ!!」 「はぁはぁはぁはぁ」 「はっ、はっ、はっ、ああ、私、何だかおかしくなっちゃいそう~。あっ、ああ~、はぁ~」 あやの薄紅色の肉裂からはおびただしい愛液が洪水のように溢れ出していた。 髪を振り乱し、英俊の動きに合わせ腰を忙しく動かせるあやは、未知のアクメの境地へ足を踏み入れようとしていた。 もともと奔放な体質だけに、アクメの魅惑的快感を知った今、 もう抑えることはできない。 「あっ!あっ!あっ!あっ!ヒデ!すごくいい~!あぁん、たまんない~!」 「はぁはぁはぁはぁはぁ」 「私、こんなの初めて!はぁ、ああ、ああ、どうかなりそう~、あぁ、どうしよう~、あっ、あっ、あっ~!ヒ、ヒデ~、今、ドリブル中なのぅ~?」 「はぁはぁはぁ、そうだよ、今、ゴールに向かって突進中だ」 「シュ、シュートはまだ?ねえ、まだなの~!?はぁ~、あぁん!」 「はぁはぁはぁ、よし、じゃあ、ぼちぼちシュートを放とうか?」 「あぁん!嬉しい~」 「それじゃ、ラストは正常位で行くぞ!」 「はい!」 あやは元気よく返事をした。 それはベッドではなく、まるでクラブ活動における先輩後輩のノリのようであった。 英俊は手を差し伸べ反り返っているあやの体勢を起こした。 あやを抱き寄せ唇を求める。 瞳を閉じてキスに応じるあや。 そんな間もふたりは結合を解くことは無かった。 唇が離れあやがゆっくりと仰向けになる。 英俊はあやの両膝を広げ、腰を突き出した。 「あうっ……!」 (ズン……ズン……ズン……) 英俊の律動はどっしりとして重々しく、あやの身体の深部に杭のように打ち込まれた。 「ぁっん、んっ……ぁっ、ぁぁ…んっ、ひっぁっ~~~ぁぅ」 突く度に漏れるあやの切ない声は、英俊を高ぶらせる特効薬となった。 英俊のソレは一段と大きくそして硬さを増していた。 「ああっ、ヒデの……す、すごく大きくなってるぅ……」 「痛くないか?」 「うん、大丈夫……」 あやはニッコリと微笑んで肯いた。 さりげない一言でも女にとっては嬉しいものだ。 温かい気持ちになれる。 あやは幸せだった。 英俊と行なう初めてのセックスだが、以前から彼に愛されているように錯覚した。 (ズンズンズン) 「あぁ、あぁ、あっ……ぁぁぁ……ぁんっ……、はぁ~ん、あぁん……あぁん、あぁん~」 「はぁはぁはぁ、はぁはぁはぁ」 (グッチュグッチュグッチュ) 英俊はあやの両足を自身の両肩に乗せた。 両足が英俊の両肩に乗っている。すごい姿にあやは思わず赤面した。 もしも天井か壁に大きな鏡でもあったなら、恥ずかしくて耐えられないだろう。 英俊は腰をググっと押し出した。 「あっっっ!」 あやの太股の裏側に英俊の硬い腹筋が当たる。 怒張した肉柱はグイグイと奥に捻じ込まれていく。 (ズズズ、ズイ……ズズズ、ズニュッ……) 「くはぁ……ヒデぇ……あぁ、すごく深い……ぁぁぁ……ぁんっ……、はぁ~ん、あぁんどうしよう……あぁ、私、もうダメかも~、あああ~っ!」 (ズリュンズリュンズリュンズリュン~!) 英俊の腰のピッチがどんどんと上がって行く。 「はぁはぁはぁ!あや!あや!もう、もう、ゴ、ゴールが近いかも!」 前頁/次頁 |