第12話
静は身体をもぞもぞと動かしている。 完全に目を覚まさなかったのはまだ不幸中の幸いかも知れない。 (ふぅ、やば!起こしてしまったら一巻の終わりだ。「きゃ~!エロネコ~!」とか叫ばれて、もしかしたら蹴り飛ばされるかも知れない) でも、たとえ静の眠りが浅かろうが、ここまで来たらもう止まらない。 俺の感情と欲望のコントロールがもう効かなくなってしまっている。 俺はなおも静への愛撫を続けた。 静の場合、身体は華奢だが意外にも陰唇はぽってりと左右ともにふくよかな隆起を呈してる。 左右の隆起の中央を流れる川に猫手を挿し込んでごしごしと擦る。 だけど調子に乗って爪を立てないように気をつけなくてはならない。 川の上流から下流までの距離はわずか数センチほどだが、その好感触は例えがたいものがある。 その秘めやかな渓谷の形状を肉球という媒体を通して俺の脳裏に刻み込んでいく。 静はきっと気持ちがよいのだろう、時折切なげな声を漏らす。 大事な箇所をそこそこ擦り終えた俺は休む間もなく上流の方へ猫手を移した。 猫手はすぐに丸い突起状の物体を捉えた。 布を通してではあるが、その突起物は丸くてわずかに硬いので直ぐに分かる。 (おお!見つけたぞ!静のクリだ!) 少しオーバーかも知れないが俺は一種の感動のようなものを覚えた。 俺は今、静のコリコリ真珠をつまんでる。 大好きな女の真珠を発見した時の感動は、コロンブスが大陸を発見した時の感動に似ているのだろうか、などとばかげたことを考えながら俺はコリコリ真珠を肉球で撫で廻した。 (あぁぁぁ・・・あは~ぁ~・・・) 静の唇から先程渓谷を触れたときよりも、より悩ましげな吐息がこぼれた。 俺の欲望にもいっそう拍車が掛かる。 もしも静を起こしてしまったらどうしよう。 いや、その時はその時だ。 俺は大胆にもクロッチの上に舌を這わせた。 (ペロペロペロ・・・ペロペロペロ・・・) ううう、何とすばらしい舌触りなんだろう。 布の上からでも美肉の感触は容易に分かる。 欲望はさらにエスカレートしていく。 感触を愉しんだ後は、次に味覚を愉しみたくなった。 至近距離なので秘めやかな場所の女の香りが俺の鼻腔をくすぐる。 (おお!静の匂いだ~!くぅ~!これはたまらない~!) 味覚を愉しむ前に高級なアベリティフを出されたような気分だ。 甘い女の、いや元へ、甘い牝の香りに頭がくらくらする。 官能の息吹がムクムクと頭をもたげてきて、俺の下半身はずっしりと重くなった。 はじめは猫のチンサイズなんて高が知れていると思っていたのだが・・・ ところが、驚いたことに股間にぶらさがっている肉棒が、先ほどより一段と大きくなっているではないか。 その大きさはすでにネコのそれを遥かに超えており、人間のものと全く遜色がないほどであった。 そのため股間にずっしりと重い鉄柱がぶら下がっているような錯覚さえ覚えるほどだ。 いや、ぶら下がっていると言うより、むしろそそり立っていると言った方が適切だろう。
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