雨おと




夜になった

雨おとがきこえる


ことばはいらない

ことばは

ぼくらを

間違えさせる


雨おとがきこえる

おしゃべりな口は

ながいくちづけで

ふさいでしまう


雨おとがきこえる

ことばはいらない

求めあう

したいとおりに

からだをかさねあう





















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