体験談『家庭訪問』

(#134)

体験談『家庭訪問』

投稿者 かずみ



小学校の教師をしています。
3年前、ちょうど私が初めて教師になったときの家庭訪問のときでした。

他の家は予定通り進んだのですが、ある父子家庭の児童だけ、
父親の都合がつかず、仕方なく休日にあたる土曜日に訪問することになりました。

本来は児童と一緒に面談することになっていたのですが、
ちょうど母親宅に泊まりに行く日だということで、不在でした。
居間に通され、「男手だけなので」と麦茶だけを出されました。
父親(田中さんと仮に呼びます)は少し頼りない感じでしたが、優しいパパといった雰囲気で、
児童にも問題はなかったので、面談はこれといったこともなく終わろうとしたときでした。
最後になって、「子供が変なものを集めている。どうしたらいいのか分からない」
と、一緒に子供部屋を見て欲しいと言われたのです。

部屋に案内されると、突然、背中を押され、ガチャリという鍵を閉める音が聞こえました。
何がおこったのか分からず、混乱していると、田中さんが後から覆い被さり、
私の腕はぎりぎりとねじ上げられ、両手首は縛りあげられてしまいました。
(後で気付いたのですが、ロープではなく、SM用の皮製の手錠でした)

そこで、パッと明かりがつきました。
自分が置かれた状況以上に、その部屋の異常さに驚きました。
全体に黒いリノウム張りの床、ワインレッドのベッド、壁に張り付いた十字架のような板、
産婦人科の椅子(その時は歯科医院の椅子かと思いました)、
天井からぶら下がった鎖や綱、奥にあるトイレ、無数のイヤらしいおもちゃ…。

田中さんは目つきが明らかに違っていました。
一言も喋らず、私を抱き上げ、ベッドに投げ出しました。
私はもちろん大声で抵抗しました。もう半泣きでした。
とにかく叫べは近所に聞こえるのではと思ったのですが、
田中さんは思い切り平手打ちを1回、私にくだしただけで、
あとは私に泣き叫ばせるままにしておきました。

いま思い出しても不思議なのは、私がもがき叫んでも、
田中さんはただ淡々と、でも乱暴にことをなしていったのです。
私の両腿と足首を、ベッドと一体になっている革のベルトで縛りました。
両腕もベッドの上部に固定され、ちょうどY字になった私を見下ろしながら、
無言で田中さんは服を脱ぎ始めました。
そして私の上に重なり、耳や首筋にキスを始めたのです。
私はかなり汚い言葉で田中さんを罵倒したのを覚えています。

田中さんの唇はだんだんと、私の体の下へ這っていきました。
ブラウスも無言で引き裂かれ、ブラジャーもナイフで切り取られました。
左手の人差し指でゆっくりと乳首の周りをなぞり、
右手は下から持ち上げるように、乳房をもむのです。
それは、まるで恋人から受ける愛撫のようでもありました。

男性は誤解していると思いますが、
女性の乳首は性的興奮をしていなくても、触れただけで堅くなるものです。
でも、そのときの私の乳首の堅さと敏感さは、明らかに性的興奮によるものでした。
堅くなった乳首を爪さきで小刻みに掻き始められると、私はもう駄目でした。
声はかろうじて我慢できましたが、背中がびくんと動いてしまうのです。

田中さんははじめて口をききました。――「スケベな乳首だな」
私はもう抵抗する気持ちより、恥ずかしさのほうでいっぱいでした。
ちょうど、授業で間違いを指摘された子供のような心境でした。

田中さんは人差し指と親指で乳首を痛いほどにねじりながら、
一方の乳首は舌先でわずかに舐めました。
そのじらしが、私を余計におかしくしたのだと思います。
「もっと強くなめて欲しい」その思いを私がはっきり自覚するのを察したように、
田中さんは口にふくみ、乳倫をなぞるように舐め、乳首の根本を軽く噛み、
弱く、そして強く吸う…。
もう駄目でした。私は小声ですが、声を上げてしまったのです。
「先生、気持ちいいの?犯されてるのに?…淫乱だな」

自分でも、下着が濡れているのが分かりました。
彼氏とのセックスのときよりも…。
私は、田中さんにそれを知られるのが怖かった。
しかし、田中さんの頭は腹部を舐めながら、さらに下へと向かいました。

黒のタイトスカートはまくり上げられ、ストッキングと下着はむき出しになりました。
田中さんは、興奮もせず、ある種軽蔑したような目で、私の姿を見つめています。
私はもう逃げ出したかった。
それは犯される恐怖よりも、自分のいやらしさを知られるのが怖かったからです。

田中さんは、下着の上からヴァギナの部分を人差し指で強く押しました。
クチュと恥ずかしい音が聞こえました。
その人差し指を鼻に持って行くと、まるで生ゴミでも嗅いだかのような顔をしたのです。
私はもう死にたいくらい、恥ずかしかった。
いっそ、むさぼられるように犯されるほうがどんなにましだったか。

田中さんはハサミを持ってきて、ストッキングはそのままに、
下着の両脇だけを切り、するりと取り出しました。
熱かったあそこが、そのとき一瞬、ひやりと感じました。

さらに、大きな鏡を持ってきて、ストッキング越しのヴァギナを私に見せつけました。
陰毛が恥ずかしく透け、その下に見えるどす黒いヴァギナから、私は目が離せませんでした。
なんて汚いんだろう。自分で自分の身体をそう思ってしまったのです。

田中さんは、私の足の間にうずくまると、ストッキングごしにヴァギナを弄り始めました。
人差し指の爪で、クリトリスのあたりをカリカリとひっかくのです。
その感触は直に触られる以上に、私を快楽へ突き落としました。
手全体で、クリトリスからお尻にかけて、何回も撫で、ときには強く痛いほどにこすってきます。
いままで感じたことのない、ざらりとした感触に、私は軽くイッてしまったのです。
「もう、いっちゃったのかよ、先生」
先生と言われることが、屈辱でした。それでも快感には変えられなかった…。
私は思わず、「すみません…」と謝りました。なんで謝ったのか、自分ではよく分かりません。










image


inserted by FC2 system