第8話 美人捜査官の秘部


「さて・・・」

男は、美佳の正面に立って、美佳の全身を眺めた。
髪は、だらんと垂れ下がったままだった。

「見れば見るほど、いい女だよな」

私に同意を求めるように、こちらを向いて言う。
私は横を向いたが、男の言う通りだと思った。
美佳のような美しい女が、これからもっと
屈辱にさらされることになるのだろうと思うと、
私の心の中に、悪魔のようなささやきが聞こえた。

(お前も、それを見ることができるんだぞ)

私は否定した。

(こんなチャンスは、もう二度とないぞ)

邪悪な誘惑に負けそうになる。
そんなことはおかまいなく、男がしゃがみこむ。

「おい、きれいなピンク色だぞ。見たいか?」

私は一瞬、見たい・・・と思った。

「お前のところからは見えなくて残念だったな」

私の心を見透かしたように、男が言う。
両手で、美佳の太ももを撫で回している。
白く、柔らかそうな太ももだった。
男は、そのまま、美佳の股間に両手を伸ばした。
秘部を押し広げるようにしている。

「ほほぉ。中もきれいだぜ。たまらねぇな」

男が舌なめずりするように言った。
男は首を動かして覗き込んでいる。

「この女。ここをいじられたらどうなるかな?」

男の口が、卑猥にゆがんでいる。
クリトリスに指を当て、一気に押し込んだ。

「ひいっ!」

一瞬、美佳の細い腰がビクン! と震え、
ほどよく肉のついた太ももが緊張した。
続いて、広げた秘部に指をあてて、なぞるようにする。
男は何度か、その動きを繰り返した。
美佳の太ももが小刻みに震えている。
男は、ついに指を中に入れようとしている。

「くそっ。きつくて入らねぇ・・・」

男はもう一度やってみたが、だめなようだった。

「仕方ねぇな。あれを持ってくるか」

男は、舌打ちしながら、扉から出ていった。
いったい何を持ってくるつもりなのか。

「野村さん、大丈夫か?」

私は声をかけたが、ハンカチで言葉にならなかった。

「うう・・・うぅぅ・・・」

私は首を振りながら、必死に声を絞り出そうとしたが、
うめくような感じにしかならなかった。
おそらく、美佳には聞こえているはずだった。
美佳が、気絶しているはずはないと思ったが、
美佳は顔を上げようとするようすはなかった。。
美しいが、気の強いことろのある美佳のことだ。
こんな惨めな姿を私に見せたくはないのだろう。
けれども今は、どうすることもできなかった。
このまま、奴の餌食になるしかないのか・・・。



前頁/次頁





















表紙

投稿官能小説(3)

トップページ




inserted by FC2 system