第9話 捜査官の反応


やがて、部屋の外から男の足音が聞こえた。
戻ってきた男は、手になにやら瓶を持っていた。

「これが、何かわかるか?」

男は、透明な瓶を私の目の前に差し出した。
大きさは、小さなッペットボトルくらいである。
中には粘性のありそうな液体が入っていた。

「ローションさ。それも高級なやつだぜ」

男は私に背を向けると、瓶を持った手を横に出し、
見せびらかすように振りながら美佳の元へ行った。
しゃがみこむと、瓶のキャップをひねって取り、
瓶の口から指を入れて、液体をすくい取った。
それを美佳の秘部に塗りつけるようにしている。
二、三度同じ動作を繰り返し、瓶を置いた。
体勢を少しずらした男は、指を押し込んでいるようだ。
美佳の腰がわずかに震えたようにみえた。
男は、かまわずぐいぐいと押し込んでいった。

「う・・・ん・・・」

美佳の口から、かすかなうめき声が漏れた。

「ふーっ」

男が小さなため息をついた。どうやら、指が
美佳の奥まで入り込んだようだ。
男の小さな背中が、前後左右に揺れ始めた。
指を動かしているのだろう。
しかし、美佳はまったく動かなかった。
男の身体の揺れが、次第に大きくなっていく。

くちゅくちゅくちゅ・・・。

卑猥な音が、小さな部屋でやけに大きく聞こえる。

くちゅくちゅくちゅ・・・。

男は、しつこいくらいに指を動かしていた。
やがて、美佳の身体が、ピクッと反応した。

「おぉぉ・・・」

男が感嘆の声を上げた。

「やっと、女の蜜が出てきたぞ!」

男が、こっちを振り向いて言った。
そして、それっとばかり、指に力を込める。

「トロッとした、生暖かい汁が湧いてくるぞ」

男は、嬉しくてたまらないといった風情だった。

ぐちゅぐちゅぐちゅ・・・。

「見ろ。どんどんあふれてくるぞ」

男が、勝ち誇ったように私に言う。

ふたたび、美佳の腰が反応した。
男が、今まで以上の速さで陵辱を続けると、
美佳の腰の動きが大きくなっていく。
ついには、大きく左右に振るようになった。
同時に、頭を少し持ち上げた。

「あぅ・・・うぅぅ・・・」

小さな嗚咽が、美佳の唇から漏れ始めた。

「どうだ? 気持ちいいのか?」
「う、うぅぅ・・・」

美佳は、声が漏れるのを抑えているようだ。

「これでどうだ?」

男が、さらに中を掻き回す。

ぐっちゅぐっちゅ・・・。

卑猥な音が、さらに大きくなる。

「いや、やめて! お願い、しないで・・・」

美佳が言葉を発した。弱々しい声だった。

「やめろ? こんなに腰振ってるくせに!」

男は、なおも、美佳の秘部を陵辱する。

「あ、あぁぁぁぁ・・・」

美佳は、大きく腰を振り、突き出すようにする。

「はぁ、はぁぁ・・・いい・・・いい・・・」

美佳の身体全体が、大きく揺れ動いている。
豊かな乳房が、波打つように揺れていた。
男は、空いている腕を美佳の乳房に伸ばした。
鷲掴みにして、揉みほぐすようにする。

「あぁぁ・・・いや・・・だめ・・・」

美佳は、完全に男の手に落ちたようだ。
あの気の強い美佳が・・・。

「おぉぉ・・・指を締め付けてくるぜ」

男は歓喜満面な笑みを浮かべている。

「こんなきれいな顔して、こんなに濡らしやがる」

男は有頂天になっていた。

「いや、いやぁぁぁ・・・あぁぁぁ・・・いい・・・」
「こいつ、イキそうだぜ」
「あぁぁ・・・イッちゃう、イッちゃう・・・」

長い髪を振り乱して叫ぶ。

「いや、いや・・・指でイクなんて・・・」



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