第2話

密室のエレベータの中で、私と男性の距離がだんだん近づいてきます。

「あ、あの・・・。少し離れてもらえませんか・・・?」

私は勇気を出して、男性を制止しました。
股間をスーツ越しに握ったまま、返答は返ってきません。

そうしている間にも、私の尿意は段々と強くなってきました。
ミニから露わになった太腿をもじもじさせながら、必死で我慢します。

「・・・したかったら、してもいいよ。緊急事態なんだから」

男性の目は、もう異様な雰囲気でした。
エレベータに入ってすぐの若いサラリーマンでなく、変質者そのものです。

鞄で股間を隠しながら、陰部への刺激をやめようとしません。
私が漏らしてしまうのを待っているようでした。

「オ、オレ・・・、オナニーしてるから。緊急事態だから・・・」

訳の分からないことを口走りながら、男性はガチャガチャとベルトを外すと、ズボンと下着を脱いでしまいました。
鞄も投げ捨て下半身裸・・・、陰茎を直接握っています。

「ちょ、ちょっと!なにしてるんですか!」

私は目を覆いながら、強い口調で非難します。

「そんなこと言って、君も何してるの?」

私は男性に指摘されて、初めて自分が既に少し漏らしてしまっていることに気付きました。
太股の間から、ちょろちょろとおしっこが溢れてきています。

「・・・いや、これは・・・。ちょ、ちょっと見ないで!見ないでください!」

「そんなの無理だよ。可愛い女の子のお漏らしなんて、滅多に見れないんだから。しかも誰も来ないエレベータでなんて」

男性は私に覆いかぶさるように襲い掛かってきました。
私は思わずしゃがみこみ、M字になった股間が丸見えになります。

下着が濡れて、まだおしっこが溢れていて、そこへ剥き出しの陰茎を男性が押し付けてきました。

「きゃあああ!」

声を上げても、誰も来てはくれません。
男性が押し付けてくるたびに、おしっこが溢れてきて、ついにはじょーっと音を立てながら、お漏らしをしてしまいました。

全部出し切ったおしっこで、床は水浸しです。
気付けば、男性の陰茎はパンツの横からアソコに侵入してきていました。

「・・・や!いやぁ・・・」

男性の荒い息遣いが、耳元で聞こえます。
私はお漏らしで放心状態となり、いつの間にかレイプされていました。

「・・・うっ!」

小さな声とともに、白い液体が体の中に入ってきました。
男性は我に返り、そそくさとスーツを着て、私から離れました。


それから10分後。

エレベータの外から、扉がこじ開けられ、やっと外界の光が入ってきました。
外からエレベータの中を見た人はその異様な光景に驚いたでしょう。

ミニスカでM字にパンツを晒してしゃがみこんだ私と、きれいにスーツを着てまっすぐに立った男性。
エレベータ中に充満するアンモニアの匂い。

そこにはレイプの痕は見当たりません。
私がお漏らしした。それだけしか分からない状況でした。





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