後編(6)


相変わらず、自分のものとは思えない程立派。下手な玩具より女が泣きそうな品になってる。
無駄にグロテスクではないが、違和感はある。ここだけ別の人のがついてるみたいな、そんな感じ。

「いくぞ?」

嫌々としていた月讀だが、天照がそう言えば自ずとおとなしくなり、目をつむって恥ずかしそうに頷く。

「…可愛い…俺の、姫…」

そう囁いたやいなや、天照は一気に自分の巨根を月讀の愛液溢れる蜜壷へとぶちこんだ。

「ひっ…ぃいィあぁああアあぁぉアアああぁーーっッ!?!」

甲高い悲鳴。
月讀が白目を剥いて気絶しそうになるが、それを許さないとでもいうように天照が突き上げていく。

「ひぐぅうっ!? あ、あんんっ!」
「果てるまでしっかり締め付けていろ」

中は熱く、ねっとりとモノにまとわりついてくる。
抜けば早くと欲しがり、奥まで突けば精液を搾り取ろうと締め付けて吸い上げてくるのだ。
俺の拙い文章表現じゃ伝わらないだろうけどわかりやすく一言でいうなら、まさに名器。

動く度音が洞窟内に響き渡り、それを掻き消さんばかりの絶叫にしか聞こえない悲鳴。
嬌声だとはとても思えないそれに混ざる僅かな甘い声を、天照は逃す事なく感じる。そして月讀のイイ場所を見つけ、ここぞとばかりに貫きまくる。

「くひぃいいいいいっ!! ダメ、だめ、だめッ…だめぇええええェェえっ!!」

さしもの美人も、見る影もない。
といいたいところだが、イイ女(?)はぶざまなアヘ顔すら結構可愛く見える。言葉にならない叫びを上げ続ける月讀は本当にぶざまでいやらしくて…色っぽかった。

「あぁ、いい具合だ…中にだすからな」
「うぇぁあアアあぁあぁぁあっっ!?」

数分間激しくピストンをしていたそこからは淫汁が飛び散り、叫びすぎて舌を口の外に投げ出して吠える月讀はもうすでに意識がないようだ。
ただ中からの締め付けは緩む事なく、突き上げれば突き上げる程絡み付いてくる。カズノコ天井とは違う、この吸引力と滑らかさ。

「ッ…だすぞ、味わえっ」

脚を持ち上げ、掻き回すようにしてそのまま突き上げる。その瞬間、天照は言葉少なめに射精した。

「がっ…ああアアああァあああああオああああぁぉぉおああああああーーッッ!!!?」

常人の男からでは味わえない熱と、最高の媚薬とも言える精液からの快感に、月讀は遠吠えのような悲鳴を上げて失神した。

*---

抜きさり、体が脈打つのを感じる。体は光に包まれ、視界が俺の物になる。

「…疲れた…」

動きたくない。高まった霊力とそれを一気に放出させる感覚には、未だに慣れはしない。
横たわる月讀の体もいつのまにか男の物に戻っていて、俺は服をかけてやる。

…どうやって民宿戻ろ。

こんな状態の朔羅を、背負って連れていくのはともかく、誰かに見られたら。
したことには変わりねぇけど女だったわけだしこう…それでも俺犯罪者扱い?
強姦魔だと思われるんじゃ…。



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