官能小説『隣人 改』
しょうた&リレー小説参加者の皆様

※第1話~第2話はしょうたさんの直筆により、
第3話以降はリレー小説の皆様の合作によります
編集はしょうたさんです



第45話

※  買い物から戻り、ジーンズにワイシャツというラフな普段着から、クリーム色の麻のスラックスにサラリーマン時代に奮発して買った白地に紺の縦のストライプがはいったイタリア製のワイシャツに着替えた。
 あと、一〇分ほどで、約束の時間だ。セックスした中なのに、ドキドキする。恋に近い感情なのかもしれない。
 煙草を手に取り、火をつけたが、みどりに一刻も早く会いたいと心は落ちつかない。一服吹かし、灰皿の上で煙草を揉み消し、立ちあがった。
 少しくらい早くてもいいだろう。そう思い、部屋から出て、キッチンに行き、冷蔵庫から冷えた数種類の酎ハイ六本とシチリア産の白ワインを買い物袋にいれ、隣へ向かった。

 みどりの家のチャイムを鳴らすと、待ち構えていたかのようにすぐにドアが開いた。
 迎え入れてくれたみどりは昼間とは別人のように見えた。ノンメークでも美しいフェイスは化粧で彩られ、さらに美しさを増している。服装もさっきあった時のTシャツにホットパンツというラフな格好とは違い、膝上5センチくらいのベージュのノンスリーブのワンピースだった。
 可愛い若妻から一変し、妖艶な大人の色気が漂わす若妻に、感激しながらも、服を着替えてきてよかったと心から思い、みどりに促されるまま、彼女の家にあがった。
 ダイニングルームに入ると既に料理はテーブルに広がっていた。鶏のから揚げに鯛の香草焼き、海老や烏賊、ホタテがはいった海鮮サラダに、彩どりのムースがのかったカナッペが所狭しとテーブルに並べられていた。
「すごいなぁ、こんなに美味そうな料理をご馳走してもらえれるんなんて、最高だよ」
「こんなにたくさん作ったのは久しぶりなんですよ。だって、ほとんど1人暮らしみたいなもんだから、普段はスーパーでお惣菜ばかりなんです……」
 みどりは冷蔵庫に冷えた酎ハイをいれながら、照れたように喋った。
「あ、どうぞ、座っててください。最初はビールがいいですよね」
「うん、そうだね」

 最初は照れくささもあり、あまり会話が続かなかったが、アルコールがほどよくまわりお互いに饒舌になってきた。
「美味しいよ。こんな、美味い料理を食べるのは久しぶりだ。そこいらのレストランより全然美味しい」
 見た目だけではなく、味も申し分なかった。
「良かった。吉川さんのお口にあって」
 会話がすすんでいくと、みどりは独身時代に料理教室へ通っており、調理師の免許まで持っているということがわかった。どうりで盛り付けも味もうまいはずだ。
「毎晩でもこうしたいけど……」
 突然、みどりは寂しそうな顔で意味深なことを言った。
「僕だって、君と毎晩のように美味いものを食べて、セックスして過ごせたらと思うよ」
「えっ、セッ、セックスって……本当に吉川さんってエッチなんだから……でも、嬉しいかも」
 みどりは頬をピンクに染め、恥じらいをみせた。
「嘘をいっているように見えるかな。また、君を抱きたくなって僕のものははち切れそうになっている」
 立ち上がって、向かい合うみどりの傍にいった。
 みどりは酎ハイが残るグラスをテーブルにおき、麻のスラックスの膨らみに触れてきた。
「ほんとだ……大きくなっている」
「大きいのが好きなんだろう?」
「すき……大好きぃ」
 みどりは瞳を潤ませながら、ベルトを外しスラックスを下げて紺のブリーフの膨らみを弄ってきた。
 やはり、彼女はアルコールがはいるとエッチな気分になるらしい。昼間とは違う積極的なみどりが、どれくらいいやらしいオンナに変貌するのかと期待を膨らませていると、みどりはブリーフを掴んで引き下ろしてきた。

「あぁっ、すごい、すごぃぃ」
 腹にくっつきそうなほどに反り返った肉棒を見たみどりは濡れた声をあげ、躊躇なく肉棒を掴み、鮮やかなピンクに彩られた口唇でぱっくっと亀頭を包み込んできた。
「うっ」




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