官能小説『隣人 改』
しょうた&リレー小説参加者の皆様

※第1話~第2話はしょうたさんの直筆により、
第3話以降はリレー小説の皆様の合作によります
編集はしょうたさんです



第52話

「あっ、あのぉ、もう、しちゃったんですか?」
 部屋の奥にいる久美を意識したのか、みどりが囁いた。
「まだたよ、これからだから。あがって」
 みどりの腕を引っ張り、部屋に戻った。
「あ、こんにちは」
 この状況で頬を真っ赤に染めて頭を下げるみどりが可愛らしい。
「あは、こんにちは、みぃちゃん」
 と、久美はみどりに向けてにっこりとほほ笑んで、この状況にどう対応してよいのか戸惑い立ちすくんだままの俺の正面に来て、いきなり両手首を首に絡ませてクチビルをおしつけてきた。
 すかさず久美の舌が俺の口内に入ってきた。深い深い口づけをしながら、久美の目は俺と同じく立ち尽くしているみどりへ向けられているようだ。
 たぶん、みどりを挑発してるのだろう。
 久美の唇が離れた。久美の舌が首筋から乳首を通り、肉棒へ向けて走っていく。
「ああん。すごぉい。何度、見てもあなたのオチンチンって逞しいわ」
 久美はいやらしく言って、太幹を支えて裏筋に舌をはわしてきた。
「うぅっ、旦那のよりも逞しいんだろっ」
「えぇ、主人のより、正樹さんのチンポの方がずっと大きいし、硬いし、美味しいわ」
 初めて久美が苗字ではなく名前を呼んだ。やっぱり、みどりを挑発していると思いながらも、大人の会話をもう少し楽しみたいと思った。
「そうか、俺のチンポの方がずっといいか」
「うん、ずっと、ずっと素敵っ。ブチュッ、ジュルッ、ジュルッ」
「ううっ、いいぞ、久美っ」
 久美が肉棒をぱっくりと銜えて舌で雁を舐めまわす。素晴らしいテクニックに膝が諤々と震え、頭がくらくらとしはじめる。

「はぁ、はぁ、はぁ……自分のおま○こを弄りながら舐めるんだ」
 久美が肉棒から口を離さずに頷いて、自らの陰部に手を伸ばす。オナニーしながらのフェラチオしている淫乱なオンナの痴態に震えが走る。
 今の状況ではみどりはタダのギャラリーだ。いったい若妻はどんな表情でこの痴態を見ているのだろう。そんなみどりを見たくて、みどりが見える位置へと身体をずらしていった。
 さっきまで立ち尽くしていたみどりはいつの間にか、床に座り込んで、頬をピンクに染めて光沢あるピンク色のルージュのひかれた口唇を半開きにし、久美の積極的な口淫をじっと見ながら、ぴっちりとしたジーンズの上から股間を弄っていた。若妻もこの異常な状況に興奮しているようだが、俺と久美の痴態の壁が厚くて入ってこれないようだ。
 早速、この壁を取り除いてあげなければならない。
「みどりちゃん」
 みどりは、はっとしたように股間から手を離し俺の目を見た。
「みどりちゃんは、見ているだけでいいのかい? 違うよね。今日は三人でセックスするんだよね。さぁ、みどりちゃんも早く脱いで、こっちにおいでよ」
「は、はいっ」
 俺に言われるがまま、みどりはピッチリとしたTシャツとジーンズを脱いでいった。そして清楚さを感じる白のブラジャーと同色のショーツを脱ぎ、脚を諤々と震えさせながら肉棒をしゃぶりつづける久美の隣に膝をついた。
 だが、相変わらずうっとりとした表情でみどりはフェラを見つめているだけで何もしてこない。二人だけの時は、積極的に肉欲を貪ってきたみどりなのに、今は消極的だ。きっと、ジュブジュブと卑猥な唾液音を出しながら、クチビルを窄めて肉棒を扱いてる久美の迫力あるフェラチオに遠慮しているだろう。
 しかし、もの欲しそうな顔をしているのが見て取れる。そんなみどりに声をかけようとした時、久美の方が先にみどりに声をかけた。
「今度はみぃちゃんの番よ」
 久美が俺の前からどき、代わりにみどりが前に来た。久美にたっぷりとしゃぶられた肉棒は泡立った唾液にまみれている。そんな汚れた肉棒にみどりが舌を這わせてきた。最初から激しく舐め、しゃぶる久美とは違って、優しく肉棒に舌を這いまわし、久美の唾液をふき取っていく。
 そして、みどりの唾液に塗り替えてから、小さな口唇で亀頭を包み込んだ。直ぐに射精に誘う久美の激しい舌捌きとは違う、愛おしむような優しい舌が亀頭に這いまわる。精液が溜まり敏感な肉棒にはちょうどよい。射精が快楽の頂点だとすると、今の地点は七合目といったところだろうか。心地よい快感が継続的につづき、うっとりとしてくる。研究したのか、それとも目覚めたのか、一昨日のフェラチオよりもずっといい。口内に次々と唾液がたまり、飲みこまなければ、涎を垂らしてしまいそうなほど気持ちいい。




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