第6話

それはセックスというより強姦に等しい勢いのように感じられた。
そんなにスピードとか勢いはないのだけれども、ひと突きごとに自分が壊されていくかのような衝撃が走る。
これもまた、旦那はおろかこれまでの男性経験では有り得なかった出来事だ。
痛いような、苦しいような。
でも、やめて欲しくないような…。
そこが、微妙なのだ。
“ボス”はそのあたりの感覚を、おそらくは熟知してやってる。
獲物は初めから壊さない。
だんだんと慣らしていき、やがてこれ無しでは居られないように染めていく。

ずん、ずん、ずん、ずん、ずんずんずんずんずんずんずんすん…。

「うあああばべはべはべはべ、ぎぎゃぶ、ぎぎゃぶっ!!ぐぅああぁっ!!」
(うあああダメダメダメダメ、いっちゃう、いっちゃう!!うああああっ!!)

またも私は大きな喘ぎ声を発し、果てた。
頭が真っ白になり、爆発してしまったかのような感覚とともに私は一瞬ビクっとなり、四肢の力が一気に抜けてしまった。

(いっひゃった…いっ…ひゃっ…)

“ボス”はそこでようやくピストン運動をやめ、巨大な棍棒を私のアソコから引き抜く。
それとともに私の股間からは先ほどの中指のときと同じように、オシッコがだらだらとこぼれ落ちた。
否、こぼれ落ちたのはオシッコだけではない。
あの、白いドロッとして液体が…。

え?えええええ!!!?
ナカに…私の中に出されちゃった!?
そんな…そりゃ旦那の子供は産みたくなかったけど、でもだからって!!
それだけは、それだけはダメっ…!

ふと我に返って大きく目を見開いた私に気付いたのだろうか。
“ボス”は、“硝子”と呼ばれた男に声をかけた。

「おい、これ中出しして大丈夫やねんな!!」

“硝子”がそれに答えて言った。おそらくは私にも聞こえるように。

「万事ぬかりはありませぬ。先ほど奥様の中に塗らせてもらった催淫剤。あの中に殺精子剤をも同時に調合しております」

“さつせいしざい”?
なんだそりゃ、初めて聞いた。

さつせいしざい…殺精子剤、要するに精子を無力化してしまう薬ってわけか。
じゃあ中出しされても問題ないんだ。
…って!!そういう問題じゃないでしょう今は!!
ひとり心の中でツッコミを入れるも虚しいだけだ。

「おう、良かったでぇ。少しおまんこ小さいかと心配したが、やっぱしオナゴのおまんこは伸びるもんやのう。こんなに締め付けられたのは何年振りかじゃ。良かったでぇアンタ!だははははは!!」

何だかとても卑猥なことを言われている気がする。
この口に咥えさせられたタオルさえなければ…私はいま恥ずかしさのあまり舌を噛み切って自害していたかも知れない。
恥ずかしさで私の顔はきっと真っ赤になっていることだろう。
しかし…そんな羞恥心ですら、いざ抜かれてみると今度はその反動が堪らない喪失感となって私の精神を責め苛んだ。
だって、あんなに大きな、バットみたいなのが入ってたのが、空っぽになってしまったのだ。
私のアソコは、いまやがらんどうの洞窟みたいなものだ。
…何だか物寂しくなった。
何か、入れて欲しい。
誰でもいい、何でもいいから、何か入レテ。
デキレバ、ブットイノガイイ…。
ネェ、オネガイダカラ…。

…はっ!
や、やだ私ったら。何を考えてるのかしら。
思わず我に返りかけた私の心を見透かしたように、“ボス”と呼ばれた男が子分たちに言う。

「さぁーて、後はおんどれらの番やな。心配はいらんで。これはビジネスやよってな。心ゆくまで楽しんだれや」

ビジネス?

いま「ビジネス」って言ったよね?
私、このまま売り飛ばされるのかしら?
それとも、AVか何かに出されるのかしら?
…まぁいいや。
もうどうなったっていい。
それよりも、私のここ。
ここに早く何かイレテ…。
オ仕事ナンデモスルカラ…。
ネエ…オネガイ…。

それは私を蝕んだ催淫剤の所為なのか。
“硝子”って男に連続でイカされ続けた所為なのか。
それとも“ボス”のあの異常に巨大なペニスで犯された所為なのか。
ともあれ私は、よくエロ小説なんかで出てくる、いわゆる「性奴隷」とか「肉便器」って奴に成り果てていたと思う。
それはまるで麻薬を取り上げられたヤク中の患者のよう。
お股にアレがハマってないと、いてもたってもいられない精神状態だったのだ。

そしてそんな私の渇望は、殆んど間を置かずして叶えられることとなった。
相変わらず縛られて動けない私は、続いて“硝子”と“ボス”を除いた残り3人の男にほとんど休みなく犯され続けることになったのである。

3人の中にはに“ボス”ほど立派なモノを持っている者はいなかったが、さすがに入れ代わり立ち代わり、何度も何度も何度も何度もペニスを出し入れされ続け、ナカに男のエネルギーの詰まった白濁をブチまけられ続けた私は、もはやそこに何も入っていない状態が我慢出来ない身体となっていた。

アソコの中が熱い。
熱くて堪らない。
もっとして欲しくて堪らない。
何かアソコに入れて。
誰でもいいから入れて。
そして、私の中に出して。
そうじゃないと…。
身体がウズウズして、居ても経ってもいられない。
思わず、声が出てしまう。

「ぎげげぇ、ぎゃべばいべ、ぼっどじげぇ!!」
(入れて、止めないで、もっとしてぇ!!)

そんなことを言ったから、加虐心に火をつけてしまったのだろう。
3人はいつしかバラバラに分かれ、チームでもって私を同時に責め苛み始めたのである。


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